【放射能公害避難者より沖縄県への要請】

2016.06.24 03:51|支援者の想い
2016年3月、1キログラムあたり8000ベクレル以下の除染土を公共事業に使用することを環境省が決定し、「ご理解があれば」全国各地の土木工事に実際に使う、と朝のニュースバラエティ番組のコーナー(そもそも総研 2016.6.23放送)で明言する状況になっています。

この文書は、矢ヶ崎克馬氏が代表を務める「原発事故避難者に公的支援を求める会」の沖縄県知事あて要請に合わせ、ブログ主が個人的に作成したものです。2016年3月11日に沖縄県の東日本大震災支援協力会議に提出しました。原発事故後、身体の変化や環境の変化を実感している移住者やネット上の信頼できる人に話を聞いたり、福島にいながら脱被ばくを訴えてきた方に話を聞いたり、ネットに公開されている個人発信なども参考にしました。素人なりにポイントを絞りまとめました。

少しでも、この除染土拡散問題を自分のこと、未来の世代へ負の遺産を残すことだと受け止めてくれる方が増えたらという気持ちで掲載します。問題に気づく人の数が増えたら公害はマシになります。自分がどれほど被ばくしたか誰もわからず、狭い国土に汚染の少ない地域が奇跡的に存在するなかで、これ以上リスクを拡散するのは集団的自殺行為だとブログ主は考え危機感を募らせています。被ばく弱者(カナリヤ)の生きる場所を強引に奪うことを止めさせましょう。
すでに体調の悪い人が安心して静養し飲食できる地域を残しましょう。



以下、転載




【放射能公害避難者より沖縄県への要請】

 東電原発事故から5年経ち、国が安全という場所で生活しているのに、福島県では小児甲状腺がん患者が激増して行ってることが環境省の行っている県民健康調査から示されています。さらには千葉県や茨城県でも、行政や民間団体の行った検査で、むしろ福島県より厳しいデータが徐々に出てきています。

 小児甲状腺ガンの発生と原発事故の因果関係は国際的に認められており、小児甲状腺ガン患者が増えた地域ではあらゆる疾病が激増し、人口が激減していくことがチェルノブイリ原発事故30年の経過によって明らかになっています。チェルノブイリ被災地のベラルーシやウクライナでは、事故による土壌汚染が少ないとされていたエリアにおいても、事故から時間が経つとともに健康被害が多発していきました。放射能汚染公害は五感で知覚しづらいため、身に覚えがないのに危険物質に曝露して体内に取り込んでしまったり、その影響が何年も経ってから出たりする大変厄介なものです。

 沖縄へ自主的に移住した原発避難者の多くは、東日本で生活しているなかで原発事故後の環境異変と身体の変化に気づき、健康回復を求めて沖縄にやって来ました。事故収束が見えない上に国が住民の被ばく防護も放棄している状況では、帰ることを検討することすらできません。

 沖縄県は、東電原発事故による土壌汚染被害が少なかった場所ですが、畑に撒く肥料の資材や、セメントなど建材を通して放射性物質が入ったものを受け入れていると、それが原因となって長期にわたる被ばく被害が発生する恐れがあります。主食の米についても、県内流通の半数を担う卸業者が30ベクレルという基準値のまま販売している現状をふまえ、口に入るものについては放射性核種を測定した数値を開示する流れを行政から作ってほしいと思います。汚染の高い貨物を港に入った段階で防ぐことも重要と考えられます。沖縄県の土と水と海、そして県民の命を守っていくためには、放射能汚染後の国の環境政策について知り、県独自の自衛策を取ることが必要であると提言します。


ー前提として理解すべきことー

1)放射性物質の危険性

・放射性物質は人体にとって百害あって一利なしの有害物質である
・人間が知覚できない上に細胞内で遺伝子を損傷させる厄介なもの
・分子レベルの毒物でないため燃やしてもなくならない
・重金属の微粒子であるため化学物質としての毒性もある
・内分泌を撹乱する環境ホルモンでもある
・放射線は少なくても浴びただけ影響があり避けるにこしたことは
 ないものである
・放射性物質の内部被曝によるアルファ線核種・ベータ線核種の破      
 壊力こそが真の脅威(ウラン・プルトニウム・ストロンチウム等)


2)東京電力福島第一原子力発電所の事故による汚染の範囲
・放射能汚染は福島県の原発付近だけでなく東日本一帯に広がっている
・その被害がこれからもずっと続く
・それによって沖縄県民も被害にあっている
・国の危機管理体制を鑑みると独自に自己防衛しなければ命を守れない


3)放射能汚染公害特有の脅威「放射性微粒子」について
・行政の測定している「ガンマ線の空間線量率」ではわからない
・吸ってもわからない
・付着していてもわからない
・飛んでいてもわからない
・大気汚染時に曝露・吸着が多くなる
・沖縄では特に台風のとき遠方から巻き上げられて飛んでくる可能性


ー日本政府の被ばく防護施策のずさんさー

1)従来基準・国際基準との不整合

2)様々なものに基準値を設定しているが〈合算するとど
  うなるか〉という概念なしに設計されている

3)内部被曝の影響が入っていない

4)食品については、数百種類ある放射性核種の中でセシ
  ウムだけを測って安全としている

5)ガンマ線の空間線量率の数値だけを測って従来の許容
  限度の20倍の基準値を設定し安全としている

6)放射性物質が化学結合すると除染は不可能になり「放
  射化」する現象について無視


ー無責任な日本政府の対応に追随することは沖縄の未来を脅かすー

 東電原発事故による広域汚染を技術的・論理的に解決することは不可能であるにも関わらず、日本の官僚システムは完全に破綻した原子力行政の利権維持のために未来の世代に巨額の負債を背負わせ、被曝防護の規制緩和をして国民の生命を犠牲にする政策を取っています。このままでは、日本の官僚システムは世界中を放射能汚染し地球の海を殺したと歴史に刻み込まれるでしょう。

 選挙で変わって行く社会問題もありますが、被ばく問題は燃えている火災のごとく火急のことです。前例のない公害なのだから、議論するより実際に行動してみて何が必要か探っていくことが問題解決につながるでしょう。放射性物質が日々沖縄に入ってきていることは事実なのです。

 まさに今、環境省はこの春から8000ベクレル/キログラム以下のゴミを一般ゴミと同じ「通常処理」で処理してよいとする省令を出そうとしており、事故前は100ベクレル/キログラム以上はドラム缶に密閉し厳重管理していたのに、この基準値での処理を「安全である」として運用しようとしています。加害者側は、放射性物質に色や臭いがないことに胡座をかいてやりたい放題です。

 東日本で日々発生する一般ゴミの汚染焼却灰、下水汚泥の焼却灰などがすでに「リサイクル」の名の下に全国に流通していますが、この省令によりさらに悪質な公害が各地に発生する恐れがあります。除染ゴミの不法投棄や汚染食材の産廃業者への横流しが何度か摘発されていますが、東電の出した公害原因物質入りのゴミが有価物として取引され、焼却によって私たちの身体や畑、セメントに混入されることで長期に渡って私たちの健康を脅かすことは許されません。

ー沖縄県がすべきことー

1)放射性物質の環境モニタリング

①空気大気(ダストサンプラー等を用いた核種の分る測定)
②水(下限値を1bq/kg以下まで下げた核種の分る測定)
③食品(同上)
④ゴミ焼却灰(同上)
⑤ガラス汚水(市町村庁舎などの定期清掃時の汚水を測定)
 ※ガラスの内側と外側を比較することも大切


2)放射性物質が集まりやすい所の除染とモニタリング

空港 大型商業施設 宿泊施設
①カーペットやマット(利用者の靴による持ち込みと沈着)
②ガラス(温度差により吸着・脱着を繰り返している)
③ブラインドやカーテン(静電気や湿気により吸着しやすい)
④室内の高所(微粒子が吸着し溜まっている)
⑤エアコンのフィルター(走行地域の大気汚染の指標になる)

レンタカー 中古車(放射能汚染に関する公的ガイドラインなし)

肥料(汚染地からの腐葉土、畜糞の懸念)

飼料(魚粉のストロンチウム汚染懸念)

建材(放射能入りセメント、放射能汚染金属のリサイクルの懸念)

3)給食の地産地消と名護式の放射能検査の継続

以上



原発事故後に読んだ本レビューまとめ

2015.11.27 02:17|支援者の想い
■一家に一冊必携(2011/10/24)

『自分と子どもを放射能から守るには』(日本語版特別編集) (単行本)

原発事故由来の放射能汚染地域で培った知識をシェアしてくださっています。

民間の人々を被曝から守り健康を維持するための活動をしてきた研究所の方の
本ですので、「正しい放射能とのつき合い方」を知る第一歩にふさわしい本
だと思います。

薄くて軽くてカラフルなのもよいです。イラストもたくさんでわかりやすい。

この本が日本で出版されたことは残念でなりませんが、事故が起きたからには
しっかり対応しないとなりません。

放射能は五感で感知できないので、正しい知識は必須です。

放射能対策あきらめないで、自分と大切な人をしっかり守りましょう。



■内部被曝の脅威は原子力産業によって否定される!!(2012/6/1)

『内部被曝』 (扶桑社新書) (新書)


あまりにひどい肥田先生を侮辱するレビューがあったので書き込みます。

「事実を曲げて不安を煽るのはいけません。」というレビューを書き込んでいる
人間のような輩は、以下にリンクをはったドキュメンタリーに何人も登場します。
大きな原発事故があるたびに必ず現れる種類の人たちです。

私たちはこれから一生、未来の世代にわたってこういう人間たちに放射線による
健康被害の事実をねじ曲げられる運命にあるということを肝に命じ、強い意志と
粘り強さをもって戦い続けなければならないのです。

それは大変厳しい戦いです。この本の著者である肥田先生のように長生きして
被曝弱者の味方をし続けることは強い精神力と身体がなければ不可能です。

原発由来の放射性物質を体内に入れてはならない。人間も植物も動物も。
それは生命システムの根幹を破壊します。
どうか、お時間のある方以下の動画をご覧になってください。

原子力産業の政治力がどんなに強大なものか、原発事故の被害者は知らねば
なりません。

「真実はどこに?」
~ WHOとIAEA 放射能汚染をめぐって ~

http://www.dailymotion.com/video/xr3ur9_真実はどこに-whoとiaea-放射能汚染を巡って-nuclear-controversies_news



■厳しい現実に向き合おう(2013/6/15)

『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』 (単行本(ソフトカバー))


核保有国の国際機関等の圧力無しで被害者救済にあたってきた専門家
たちの記録の集大成。

資本主義国家である日本では旧ソ連より経済優先が露骨で、経済維持
のために子供に被曝を強いる状況が続いている。
大多数の大人もそれを容認している。

原子炉4基がメルトダウンするような事故があっても「経済」でまと
まってしまう日本が恐ろしいが、その現実を受け入れ子供を育てて
いかねばならない。

この本はその厳しい現実に対処するのに役に立つだろう。



■子どもたちの未来のために。(2013/10/25)

『母親たちの脱被曝革命 ~家族を守る22の方法~ 』(扶桑社新書) (新書)

「生命システムの根幹を破壊する人工放射能の大量漏洩」

チェルノブイリ事故を超える史上最悪の核汚染公害の加害者となった
東京電力、日本政府。核燃料由来の放射能の影響は7世代に及ぶとも
言われ、加害世代が死んだあとに苦しみが増していくという理不尽な
公害だ。

事故のあと市民が直面したのは、事故被害の隠ぺいと新たな安全神話を
押し付けられることだった。

特に、初期被曝の隠ぺい工作や健康被害を可視化させないための福島県
の健康調査などには事故後2年半が経ち、各方面から批判が高まって
きている。

この本は、そのような状況の中でなんとかして事実をつかみ、子どもを
守ろうと動いた人々の様々な取組みの記録である。

登場するのは主に行動力とコミュニケーション能力の高い母親たちで
あるが、その人たちのうしろには無数の、それぞれの立場で必死で
試行錯誤した母親・父親たちがいることを私は知っている。

放射能汚染は五感でほとんど知覚できないために、その安全性・危険性
をめぐって深刻な対立が生まれてしまう。

「子どもを被ばくさせたくない」という素朴な願いがなぜか危険視され、
キチガイ扱いされる。

東大などの御用学者が被害者を救済するふりをして被災地に入り込み、
さりげなく加害者側の免責に尽くす。

電通などの大手広告代理店が連携して援護射撃を行い、被害者を取り
込んで世論を加害者に都合のよい状態に保つ。

加害者が国や東電という圧倒的な権力機構であることが、子どもたちの
「脱被ばく」をいっそう困難にしてしまったのである。

この本が提案する22の項目のうちひとつでもいいから、自分が必要と
思ったことを実行に移すとよいと思う。

・誰もが被ばくしないで生活する権利がある。
・おかしいと思うことをおかしいと言いつづける。
・未来の世代に原発問題の先送りをしない。

私も、この本を読んであらためて自分自身に誓った。

子どもたちの未来のために命のかぎり声を上げつづけようと。


■福島への愛情に溢れる本だった(2014/6/9)

『"福島原発"ある技術者の証言
 原発と40年間共生してきた技術者が見た福島の真実』 (単行本(ソフトカバー))


私は2011年東電原発事故から1年後、関東から沖縄に移住しました。
2014年3月の琉球新報フォーラムで名嘉さんのお話を聞く機会があり、
真摯に語る様子が印象深く著作を手に取りました。

沖縄生まれの名嘉さんがアメリカ船籍の船乗りを経てGEの技術者として
新しいエネルギー産業の黎明期に携わった誇りと熱気、現場管理の
プロフェッショナルとしての実績は立派です。

私が沖縄で暮らしたせいもあるかもしれませんが、名嘉さんの言葉は裏表
なくとても分かりやすく、すっと読めました。事故プラントの収束に命を
かけた地元の若い社員のこと、事故を起こしてしまったことへの痛切な悔恨、
原発周辺地域の未来像などは、長年原発立地に根を張って生きてきた名嘉
さんならではの部分だと思いました。

ただ、長年原発内の特殊な環境で放射能と共存して仕事をされてきた方
なので、原発外に漏れてしまった放射性物質の被ばく防護に関して参考に
なる部分はほとんどありませんでした。




■リア充を細胞レベルで脅かすリアル(2015/7/17)

『日本が“核のゴミ捨て場”になる日 震災がれき問題の実像』
(単行本(ソフトカバー))


原発事故による放射能汚染公害はすなわち核のゴミ処理問題。

核ゴミ処理をその場しのぎ先送りにしたあげく、
女子どもの被ばく前提の復興は人外。

ひとりでも多くが悲惨なリアルに気づいてアクションを起こしてほしい。



■被ばくさせてしまった我が子に遺したい本(2015/7/17)

『見捨てられた初期被曝』 (岩波科学ライブラリー) (単行本(ソフトカバー))

東日本大震災はすごかった
単独でもすごかったのに原発が逝って追い打ちをかけた

あの状況で被ばく防護を冷静にできる人はごくわずかだった
被ばくしないためには何も考えず直感で逃げるしかなかった

逃げるも地獄 

残るも地獄

戻って放射能と生きるのも地獄 

原発難民として生きるのも地獄

放射能汚染なんていいこと何もない
未来に残す決定的な地獄でしかない

でも

地獄になってもみんなすぐ死ぬわけじゃない
やれることは実はたくさんある

日本の地獄がいっそう暗いのは支配層が「わざとやらない」こと
ただでさえ地獄なのにそれを加速させている

この本は地獄にさした小さな「光」

「愛」が書かせた本

日本の科学者が権力乞食の外道ばかりでないことを示した本

被ばくさせてしまった我が子に遺す本と決めている

study2007さん ありがとう...

国民を犠牲に国家が利を得る構造は今も同じ

2015.11.27 01:50|支援者の想い
『沖縄 シュガーローフの戦い―米海兵隊地獄の7日間』 レビュー

沖縄県南部には戦争の禍々しい記憶がたくさん残っている。この本を入手した
のも、その記憶をたどる手がかりが欲しかったから。

そして知ることになった。

自分がたまたま住んだところ一帯が沖縄戦で米軍が苦戦し、1週間で2600人
余の犠牲者を出した地獄だったと。

この本は、その地獄を経験した米国の兵士が詳細に綴った従軍の記録である。


沖縄侵攻作戦のコードネームは「アイスバーグ」。

シュガーローフの戦いは、その作戦を遂行するにはどうしても突破する必要が
あった日本軍の強固な防衛ラインで起こった。

圧倒的な兵力で勝負は最初からあったと言われていたものの、敵味方が近い
戦場では米軍兵士も国の勝利のために多くの犠牲を払い、苛酷な任務を命がけ
でこなさなければならなかったことがわかる。

また日本兵の死体から海兵隊員が取り出した「日記」の一部が転載されていて、
胸がつまった。

「我が軍には、戦闘機もおらず、戦艦もおらず、戦車もない。我々は見捨てら
 れたのだ。死ぬまで抵抗する以外に道はない。」

「これまで死んだ陸軍の指揮官も皆同じ事を言っている。」

「...腹が減った。この不毛な島で死ぬのだろうか。無事に故郷に戻りたい。」

米国が戦後沖縄を属領とし自由に利用する権限を得たのは、この沖縄戦で
日本軍を完敗させたからである。

状況はちがえども、先の戦時も今も、「国民を犠牲にして国家が利を得る」
という構造は全く変わっていない。

ほんの数十年前にここに地獄が存在したこと。

沖縄でさえ「心霊スポット」というくらいでしか戦争のことが話題になら
なくなっている今、こうした記録に触れて自分が生きる社会の現実を見つ
めることはとても大切だと感じた。


アメリカからみた【沖縄 シュガーローフの戦い(Sugarloaf)】
第二次世界大戦
https://www.youtube.com/watch?v=GfdNC2Z5VFk#t=261

問題解決にむけて必要なことなどメモ

2015.10.21 12:52|支援者の想い
弁護士から聞いたお話などからのメモ書き:

・理不尽な公害で日々の暮らしを奪われたことを忘れない

・公害被害者は色々な思いを抱えて日々耐えている。苦しみから解放される日を誰かが与えてくれることはない

・加害者の責任をうやむやにして幕引きをはかる国策のもと、声を上げなければ被害は無かったことにされる

・被曝をしたくない市民にとっては政府が1番のリスク要因

・事故に関する政府の責任を認める判決が出される前に、政府は2015年5月にまとめた「東日本大震災復興加速化の第5次提言」を規定事実化させようとしている

・被害救済のあり方について国や東電の考え方を抜本的に改めさせねばならない

・事故が収束しておらず被害が無くなったわけでもない中での避難区域解除/賠償/住宅支援の打切りや廃止は非人道的


ブログ主の私的メモ:

・市民の支持を失った科学は活力を失う

・市民が専門家を動かす時代。科学者は市民の不安と不信を共有し問題の解決に尽力すべき

 例:世界的ベストセラー "Our Stolen Future" は環境ホルモン問題を世界に知らしめた

・客観的な公平性・妥当性の担保された科学的なデータが必要

・官僚はますます狡く、政治家はますますバカに、という流れにより状況が悪化
 (民意を無視してあらゆる政策を強行していくためにそうしている)

・空間線量率 ≠ 危険度 (比例関係にない)

・土壌への放射性物質の沈着量を測定しモニタリングする必要性

・年間20ミリシーベルトを許容する異常さをどう理解してもらうか

・核燃料溶融蒸気(ヒューム)はコロイド分散系

・粒子系からするとその挙動は 花粉/タバコの煙/ウイルスなどに近い

・10ナノメートル〜10マイクロメートルの微粒子が環境中に放出された

・コロイド分散系微粒子の曝露から身を守る方法を考える

・それが原発事故後の本質的な被曝防護につながる

2013年初頭 北米に転勤中の知人とのメールやりとり

2015.10.14 12:36|支援者の想い
○○○さん

放射能的に日本に戻りたくないのですが
別の道がなく3月12日に帰国します。

たぶん文京区周辺に住む予定です。
魚は本当に危険みたいですね。

沖縄で楽しくやってますか。

○○

*************************

○○さんお久しぶりです。

東京にお子さん連れて戻るのは危険だと思います。

日本は昨年末の衆院選で自民政権になり、放射能汚染と原発避難民の存在を
無かったこととして経済優先に舵を切っています。
全国の電力会社が自社の原発再稼働の準備を初めていますし、相変わらず
独立性の無い原子力規制庁(旧原子力保安院)が運転許可を出してしまう状態。

もう福島でなくても原発から事故でどんなに漏れても知らんぷりだと思いますし、
福島の高線量地域も「除染」を口実にどんどん強制帰還させられる方向です。
国際原子力マフィアや米英もフクシマ事故の犠牲の実態は隠ぺい、復興や住民
帰還にのみ光をあてて発信するでしょう。

放射能安全詐欺で被曝防護がなされない今の状態が続くと、東京で今までの感覚
で生活すると被曝は免れないでしょう。特に文京区は土壌汚染が高いところが
ある、と早い時期から話題に上っていました。
セシウムは基本的に低くなっているところに砂や泥と一緒に溜まる傾向。
自然の多いところは基本的に放射性物質が濃縮します。

沖縄生活もだいぶ落ち着きました。

この子の甲状腺には初期被曝の影響か、エコー検査でのう胞が見つかっています。
心不全で亡くなる若い人も増えてきて、恐ろしい状況になりつつあります。

経済も仕事も大事ですが、命あっての物種。
せめて土壌汚染の低い場所に住み勤務されることを願っています。

*************************

○○さん怖がらせるばかりで申し訳ないのですが、民間が2011年に行った首都圏土壌汚染調査で
文京区はとんでもない汚染が見つかっています。

文京区小石川4丁目 162500ベクレル/㎡

一覧表はこちら→https://twitter.com/2012wat/status/292520339198595072/photo/1

東京も葛飾区、台東区、墨田区、文京区などにホットスポットが多数あります。
東京の汚染は経済をまわすために事故初期から徹底的に隠ぺいされたため、
今ではまったく放射能汚染を忘れて生活している人が大多数です。

気にする人は移住したか妻子だけ移住させたか徹底的に対策しているかといった
ところです。東日本の汚染地域での正常化バイアスには勝てません。
放射能は五感で感知できないため科学的にどうにでも言えてしまうところがあり
厄介なのです。

私の周りで東京から移住した人は奈良、岡山、熊本、大分、沖縄、名古屋あたりを
選んでいます。最初のフォールアウトの汚染の境目は長野県、静岡県あたりが目安です。
お子さんいるので情報提供しました。

ほとんどの学校では「政府の基準値をクリアした」放射能入りの給食が出されています。
子供を被曝させないのは日本では困難な状況です。
できたら転職して帰って来ない道を探った方が、と思います。

福島では高い線量下に形式的な除染によって住民帰還が強制されつつあります。
原発作業員がフルマスクするような汚染の中でも学校が営業。
はっきり言って原子力産業と経済を守るためのジェノサイドが起こってしまって
います。

*************************

ありがとうございます。
本当に日本はやばいですね。

○○○さんに会えてよかった。

○○



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BQN

Author:BQN
東日本大震災の時に首都圏在住在勤。キヨシローの反原発ソングしか知らなかった自分を反省し、当時小3になったばかりの子供を放射能からどう守ったらよいか真剣に学ぶ。1年後、沖縄に移住。2012年12月、沖縄にいる原発避難者のための東電による説明会が行われたが、その開催に尽力したのが避難者支援の市民団体『つなごう命〜沖縄と被災地をむすぶ会〜』だった。共同代表の沖本八重美さん(2013.1.26永眠)は広島原爆の胎内被爆者ゆえ、新たな被ばくの犠牲者に対し深い共感をもって支援した。深刻かつ長期にわたる被害に対し “法廷で東電と国の責任を問う” ことが八重美さんの悲願だった。私も同じ気持ちでこの訴訟の支援を続けて行きたいと思っている。

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