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なりわい訴訟報告会&説明会@沖縄

2014.05.28 12:52|原告団沖縄支部活動
今回の報告会には、福島現地でなりわい原告団事務局長をされている服部さん
がいらっしゃいます。また、先の第6回期日で福島地裁で意見陳述した沖縄の
原告からの報告もあります。

この裁判は、被害者の少数派が原告になる手続きをしただけではとてもじゃ
ないけど勝てません。大多数の世論の盛り上がりがないと、国や東電よりの
判決が出てさくっと終わってしまうでしょう。
公害裁判の歴史は厳しいです。ひとりひとりの力が必要な時です。

原告の方、なりわい訴訟に関心のある方ぜひお集りください!!


なりわい訴訟報告会@沖縄

2014年6月14日(土)
15:00~ 場所:今帰仁中央公民館

2014年6月15日(日)
13:00~ 場所:奥武山公園沖縄県立武道館2階修養室


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【全国初】福島原発の自主避難者に月40万円仮払い命令 京都地裁

2014.05.26 21:35|ほかの訴訟
■福島原発の自主避難者に月40万円仮払い命令 京都地裁
(2014年5月26日 朝日新聞デジタル)


 東京電力福島第一原発事故の影響で京都市内に自主避難し、京都地裁に東電への損害賠償請求訴訟を起こしている40代の男性が申し立てた賠償金仮払いの仮処分について、同地裁は東電に月40万円の支払いを命じる決定をした。20日付。東電によると、原発事故による損害賠償で、裁判所が避難者への仮払いを命じたのは全国初という。

 訴状などによると、男性は妻子と福島県内の自主避難の対象区域に住み、会社を経営していた。原発事故後の2011年3月中旬、金沢市へ避難し、同5月から京都市に移った。事故の影響で心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったと診断されたという。

 男性は昨年5月、就労不能に伴う計約1億3千万円の損害賠償を求めて東電を提訴し、係争中。さらに昨年12月、仮払いがないと生活を維持できないとして、月60万円の仮払いを求める仮処分を申し立てていた。

 決定は、文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会の指針には「個別具体的な事情に応じて因果関係を認め得る」との基本姿勢があることを指摘。「事故と自主避難の損害の因果関係は事案ごとに判断するべきだ」と認定。事故が原因でPTSDになったとする男性の主張を認め、男性が避難前に得ていた所得などを考慮して今年5月から1年間、月40万円を支払う必要性を認めた。

 東電側は自主避難者に対しては同指針の損害項目に就労不能損害が挙げられていないと反論していた。決定に東電は「個別の案件の詳細は回答を差し控える。決定内容を精査し、真摯(しんし)に対応する」としている。

 男性の代理人の井戸謙一弁護士は「生活に困窮している避難者にとって、生活資金を確保しながら東電との訴訟を闘う道筋を開いた」と決定を評価した。

(泉田洋平)


↓ 東電は異議申し立て

■東電が原発賠償仮処分に異議申し立て 京都地裁に
(京都新聞 2014年6月3日)

 東京電力は3日までに、福島第1原発事故で福島県内から京都市内に自主避難した40代男性へ賠償金の仮払いとして月額40万円を支払うよう命じられた京都地裁の仮処分決定について、地裁に異議を申し立てた。

 東電は「詳細については回答を差し控える」とした。一方、5月分の仮払いは済ませたと明らかにし、「次回以降の支払いは裁判所の審理状況によって対応する」としている。

 京都地裁の仮処分決定は原発事故賠償で避難者への仮払いを命じる全国初の司法判断。男性の休業損害と事故に因果関係があるとし、男性側の「仮払いがないと生活を維持できない」とする申し立てを認めた。

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『あなたの福島原発訴訟』なりわい訴訟の本が出版される

2014.05.23 13:39|なりわい弁護団より
本体価格1600円+税
かもがわ出版(2014年6月中旬刊行予定)


タイトル:

あ な た の 福 島 原 発 訴 訟 』


裁判のことを知ってください 

被害者は原告になりましょう

誰でも仲間になれます



〈も く じ〉

第一章 「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟とは

第二章 裁判の現状と私たちの主張

第三章 原告団からのメッセージ

よびかけ 原告・支援者になってください


★かもがわ出版の注文ページ★
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/a/0706.html


★お近くの書店あての注文書 ★


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沖縄の避難者の声を届けてきました

2014.05.21 00:37|なりわい訴訟について
沖縄にいるたくさんの自主避難者の声を、原告のひとりが福島に届けてきました。

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支援者の個人ブログに報告があるので詳細はこちらでお読みください。↓


沖縄に避難しました地震被害・放射能汚染ともにひどかった茨城から沖縄に避難してきた女性が、同じく沖縄に避難してきた人たちの手形を集めて作った横断幕です。福島県外の被災者として法廷で意見陳述をすることになった彼女は、この横断幕を抱えて福島入り。そして開廷前のデモ行進のときにこの横断幕が掲げられました。茨城、東京、千葉、埼玉、新潟、神奈川、宮城、沖縄には福島以外からの避難者も大勢います。先日は北九州市か...
なりわい訴訟 第6回口頭弁論@福島地裁




彼女と会い話を聞いた福島の原告の方から、沖縄のみなさんへと暖かいメッセージ
をいただきました。

原告になっていない原発避難者の方にもぜひ読んでほしいです。



〇〇○さま、沖縄のみなさま

相双支部 ◯○○○


今日、福島原発裁判で〇〇○さんに会えました。

待ちに待っていたこの日、とても嬉しいです。

遠い沖縄から、どんなに大変だったことでしょう。


〇〇○さんに託された沖縄のみなさんの手形のメッセージ、
全部、読みました。

沢山の手形はまるで沖縄の花のように美しい。

沖縄と福島が花の心で結ばれました。


とてもとても励まされました。


〇〇○さんがデモ出発の時のご挨拶、
法廷での陳述、そして最後の集会での発言。


私は泣きました。


こんなに辛い思いをしているんだ。

沖縄に避難している人も全国に避難している人も。


あの詩を書いた息子さんが、
お母さんを励まして送り出したというのです。

皆さん、あの詩を読んでください。
「みんなして」の誌上にもぜひ載せてください。


そして〇〇○さんは
避難するも地獄、福島に留まるも地獄、でも
その被害者を区別なく救済してほしいと訴えました。


そしてこの「生業訴訟」は「希望の裁判」だと言ったのです。
この言葉にこの裁判のとても大切な意味が込められています。


この裁判を闘い、勝つことを通して
日本に生きる人々の希望を創り出していくのだと思いました。


沖縄も福島も全国も手を取り合いましょう。


〇〇○さん、お元気で。

沖縄のみなさんもお元気で。




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日本復帰42年 民意分断の修復を 「捨て石」から平和の要石へ

2014.05.15 19:36|関連情報
■日本復帰42年 民意分断の修復を 「捨て石」から平和の要石へ
(2014年5月15日 琉球新報社説)


 沖縄の「日本復帰」から42年の節目を迎えた。基地の問題や生活格差など課題が山積しており、とても祝う気分にはなれない。

 こうした中で、安倍晋三首相はきょう記者会見し、憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認に向けた見解を表明する。戦後日本の平和主義の大転換を図る決意を示す日が、沖縄の復帰の日と重なるのは非常に皮肉だ。

 なぜなら、沖縄の日本復帰は屈辱的な米軍統治を脱し、国民主権、平和主義、基本的人権尊重を原則とする日本国憲法の下に参加することを意味していたからだ。


憲法の輝き

 憲法の輝きはまさに沖縄の「道(しる)標(べ)」であった。しかし今、その道標は安倍政権によって葬られ、墓標が立とうとしている。

 再び戦争への道を開きかねない集団的自衛権行使容認の見解表明は、沖縄が再び戦場にならないかという恐怖を呼び起こす。

 本紙で連載中の「道標求めて 琉米条約160年 主権を問う」は、琉球王国末期にフランスが琉球を占領するという情報を得た水戸藩の徳川斉昭が、江戸幕府に書簡を送り対応を促す場面を紹介している(5月6日付)。

 「琉球がフランスに奪われても、日本から援軍を送って決戦することで」「小さな琉球を占領するのにさえこれだけの血を流さなければならないのだから、日本を占領するには何十倍もの犠牲を覚悟しなければならないと考え、日本攻撃を当分差し控えるだろう」

 フランスの軍事的脅威から日本を守るために琉球を「捨て石」にする作戦。こうした発想や考え方は、沖縄戦を経て今日まで、過重な基地を沖縄に押し付けることで日本を守ろうという政治、国民意識に通底しているのではないか。

 復帰の日の「5・15」に重なった安倍首相の決意表明は「沖縄の事情に構わず何でもやりますよ」という意思表示にも見える。

 実際、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底ボーリング調査で、安倍政権は反対派住民らの抗議活動を排除するためブイや柵を設置して制限し、進入者は刑事特別法を適用して逮捕する方針という。

 政権与党に「捨て石」の発想がなければ、およそあり得ない露骨で強引なやり方だ。

 政府の強権姿勢は沖縄社会に亀裂と分断を生んでいる。普天間問題では「県外移設」のオール沖縄の結束が崩れ、自民党県連や仲井真弘多知事が事実上、辺野古移設容認に転じた。八重山教科書問題や与那国自衛隊配備など、沖縄を狙い撃ちするかのような分断の構図が次々と持ち込まれている。


「アメとムチ」の罪

 国土面積の0・6%に、在日米軍専用施設の74%が集中する沖縄は「軍事植民地状態」とも指摘されている。民意を分断し植民地統治に協力する者を増長させることが、支配する側の常套(じょうとう)手段であることを忘れてはなるまい。

 社会的一体感が損なわれた地域では政策効果が低いということを、米国の政治学者ロバート・パットナムはソーシャル・キャピタル(社会関係資本)に関する研究で証明した。それに照らせば、基地負担と引き替えの「アメとムチ」の復帰後の沖縄振興策体制が、いかに沖縄の社会を破壊したか。その罪は大きい。

 政治的、経済的な亀裂や分断を乗り越えて政策効果を高めるためには、浸食された沖縄の社会関係資本を修復し、地域の課題は地域の責任で解決できる仕組み、言い換えれば自己決定権を確立するしかない。その際大切なのは「捨て石」ではなく、沖縄を平和の「要石」とすることだ。それが新たな道標となるべきだと確信する。

 復帰後生まれの人口が県全体の5割を超え、「5・15」は遠い存在になっている。こうした中、次の世代にどのような沖縄を残すべきか。沖縄の歴史を振り返りながら現在の政治社会の動きを見つめ、真剣に考える機会にしたい。



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第6回口頭弁論期日(裁判)のお知らせ

2014.05.09 09:07|なりわい訴訟について
『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発事故訴訟の第6回期日が
平成26年5月20日 15:00 (福島地方裁判所)に行われます。


被告国と東京電力の2回目の反論の期日(裁判の日)です。

前回の期日では、国は原告の主張に対して認否(あってる・間違ってる・
知らないなど)を行いませんでした。認否がなければ、何が争いとなって
いるのかわからず、適切な反論が行えません。

また、東京電力は

「20msv以下は健康影響は問題ない(肥満・野菜不足より安全)」

「仮に責任と義務が認められても莫大なお金が必要なので、一企業に
負担させるには重すぎるので訴えを却下すべき」

との主張をしました。

原告団・弁護団はこのような被告国と東京電力の態度を許さない
という声を上げていきましょう。

※本期日には、沖縄原告団から久保田美奈穂さんが意見陳述する
ために福島入りします。公害総行動などでも堂々を怒りの声を
政府や東電に直接伝えた勇気ある2人の小さな子のママです。
沖縄には福島以外からの、特に首都圏からの避難者がたくさん
いるので、みんなの怒りを代弁するんだと意気込んでおります。

久保田さんの発言は文字と動画でネットに残っていますので
ぜひ、チェックしてください。


「事故後卵巣に腫瘍ができました、セシウムが入っていたら
責任を取ってくれますか!」2013/6/6東電・政府交渉


■文字起こし
http://nariwaiokinawa.blog.fc2.com/blog-entry-5.html

■動画
http://www.youtube.com/watch?v=AhJZhRsVPmM&feature=youtu.be&t=1h55m40s


『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』
福島原発事故被害原告団・弁護団は、第6回期日にあわせて、
下記の日程でデモ行進・模擬法廷・報告集会を行う予定です。

----------------------------------------------------------------------------------

○13:00 あぶくま法律事務所前に集合(福島市松木町7-17)

○13:30 裁判所に向かってデモ行進

〇14:00?福島地裁傍聴券配布?
      (一般傍聴券の抽選の時間は分り次第お知らせします。)

○15:00 第6回口頭弁論期日&第6回模擬法廷*
 模擬法廷では、法廷の様子を説明などを加えながらリアルタイムでお伝えします。

○16:30? 報告集会*
 実際の法廷での様子を報告し、今後の活動にむけて意見交換を行います。

----------------------------------------------------------------------------------


デモ行進・模擬法廷・報告集会は、原告の方、原告以外の方、どなたでも
ご参加も大歓迎です。お気軽にお越し下さい。

(※福島市には非常に線量の高い所があり、決して ”お気軽に” 行く所
 ではないと私は思います。 ...ブログ主)


*模擬法廷・報告集会は、福島市音楽堂小ホール(福島市入江町1-1)
で行います。報告集会の開始時間は第4回期日の状況によっては開始時間が
変更される可能性がありますので、ご了承ください。



■第6回裁判の模擬法廷の中継 5月20日(火)15時〜

ユースト http://www.ustream.tv/channel/%E7%94%9F%E6%A5%AD%E8%A8%B4%E8%A8%9F-%E7%AC%AC6%E5%9B%9E%E6%9C%9F%E6%97%A5-%E6%A8%A1%E6%93%AC%E6%B3%95%E5%BB%B7 …

ツイキャス http://twitcasting.tv/f:100006435697812 …




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美味しんぼ 福島の真実編

2014.05.04 22:46|関連情報
人気連載マンガ「美味しんぼ」の作者が、2年間綿密に福島に取材を
重ねた結果を「美味しんぼ 福島の真実編」として雑誌に発表しています。
その内容について非常に多くの苦情が寄せられたため、作者が本人ブログ
に下記のような文章を掲載しました。

広域核公害において、健康被害の出方は人により本当に多様です。
どこでどのくらい何を吸ったのか皮膚から入ったのか食べたのかも
分からないし、身体や知的機能の異変との因果関係を証明するのは
困難です。

東電原発破局のあと、私の息子もある朝布団に血のシミができていて、
寝てる間に鼻血を出していたことがありました。東京の職場の同僚の
娘たちも同時期に鼻血を出していたとあとで知りました。
みな当時小学生でした。

例えば、チェルノブイリ事故被災地では「小児甲状腺ガン」だけが
10年経ってから原発事故由来の疾患であると国際機関に公式に
認められました。

鼻血ひとつで故意に自主的に騒ぐ不特定多数の住民が相当数いる
日本では、被ばくによる健康被害について一体どういう社会的
認識が集団としてもたれていくのか、加害者による被害隠し
以上に心配になってきました...





以下、雁屋哲氏公式ブログ「今日もまた」より転載:


2014-05-04
反論は、最後の回まで,お待ち下さい
http://kariyatetsu.com/blog/1685.php

「美味しんぼ 福島の真実篇」、その22で、鼻血について書いたところ、色々なところで取り上げられてスピリッツ編集部に寄れば、「大騒ぎになっている」そうである。

私は鼻血について書く時に、当然ある程度の反発は折り込み済みだったが、ここまで騒ぎになるとは思わなかった。


で、ここで、私は批判している人たちに反論するべきなのだが、「美味しんぼ」福島篇は、まだ、その23,その24と続く。

その23、特にその24ではもっとはっきりとしたことを言っているので、鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない。

今まで私に好意的だった人も、背を向けるかも知れない。

私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない。

真実には目をつぶり、誰かさんたちに都合の良い嘘を書けというのだろうか。

「福島は安全」「福島は大丈夫」「福島の復興は前進している」

などと書けばみんな喜んだのかも知れない。

今度の「美味しんぼ」の副題は「福島の真実」である。

私は真実しか書けない。

自己欺瞞は私の一番嫌う物である。

きれい事、耳にあたりの良い言葉を読み、聞きたければ、他のメディアでいくらでも流されている。

今の日本の社会は「自分たちに不都合な真実を嫌い」「心地の良い嘘を求める」空気に包まれている。

「美味しんぼ」が気にいらなければ、そのような「心地の良い」話を読むことをおすすめする。

本格的な反論は、その24が、発行されてからにする。

雁屋 哲


※以上、転載おわり




追記:
美味しんぼ騒動については、様々なところから声が上げられましたので、
一部転載します。

~「美味しんぼ」騒動をめぐる、専門家・表現者たちの声~
http://momsrevo.blogspot.jp/2014/05/blog-post_20.html

「美味しんぼ」への批判に抗議する 
蟻塚亮二(精神科医・福島県相馬市)


 どちらも私の知り合いである、井戸川前双葉町長と松井英介医師が「放射能によって鼻血が出る」と述べている漫画「美味しんぼ」が、休筆となった。

 国会議員の批判に留まらず、たかが漫画一つに官房長官がコメントしたのにも驚いた。

 そもそも憲法を変えると選挙公約して2012年12月の総選挙を勝ち抜いた安部内閣が、いよいよファシズムの真っ最中に達したと思う。あの2012年選挙で自民党の憲法改悪に反対して、反ファシズム国民連合を作れと私は各政党にメールしたが、無視された。だからもう遅い。

 しかし拱手傍観(きょうしゅ・ぼうかん)していられない。基本的に私は言論の自由を守らないと、ビッグコミックスピリッツを出している小学館の他の書籍も長い目で見ると発禁または内容が制約されるのは、火を見るよりも明らかだ。

 そして戦争になって、他国の若者と日本の若者の血を流すことになることには反対だ。だから戦争を防ぐために、漫画「美味しんぼ」の休筆に抗議する。

 2014年3月にコペンハーゲンで開かれた欧州ストレス学会で、私は「沖縄戦と福島のストレス・トラウマ症候群」と題してポスターを貼って欧米の人たちに訴えた。

 沖縄戦のこと、沖縄の基地のこと、戦後70年近くたってもPTSDが発症して高齢者を苦しめていることを訴えた。そして福島では、行政や大学や医者のリーダーたちが、「放射能による健康被害はない」と主張して、しかし誰も怖くて反論できない状態だと伝えた。

 これには反応があった。「福島のことがやっとわかった」「お前が、福島はまるでファシズムと書いたのはもっともだ」と言ってくれた。

 今は戦前と違って国境はない。どんなににしたって情報は国際的に伝わる。だから、近視眼的な人たちが、「放射能の害はない」と言ったり、「美味しんぼ」を休筆にしたりすることは、たちまち国際的に周知されることになって日本の信用がガタ落ちにかるのは必至だ。それで「実体のないアベノミックス経済」は信用を無くして株価は下がるよ。

 漫画家が取材して書いたことは漫画家の責任で書いているのだから、堂々と書かせればいい。それをどう判断するかは読み手の問題だ。休筆とは余計なお世話だ。読者よりも戦争政治家の意見を優先するのか。それは出版業界の自殺行為だ。だから漫画「美味しんぼ」の休筆に抗議する。

※沖縄の沖縄協同病院の精神科に勤務されていた蟻塚先生は、原発避難者の無料検診に協力してくださり、検査結果ショックを受けた多くの避難者の心のケアをしてくださいました。その後、人生の最後は原発被災者によりそいたいという思いから福島県相馬市に拠点を移されました。


                   *************

放射線リスクを語れない社会こそリスクである
高岡滋 (臨床心理/水俣病神経内科/リハ科/精神科)
ノーモア・ミナマタ訴訟原告側証人


 福島を含め、原発事故後に自分の周囲で鼻血を出す人を見たことはないし、そんなことはない、という意見をよく聞く。

 しかし、医療保健分野では、例えばの話、1万人に一人目撃された現象が千人に一人に認められるようなことがあれば、ただちに対策が取られる。薬剤副作用は、因果関係未解明でも医薬品集に収載され、重大事例は緊急に報告周知される。そうやって社会の安全が保たれてきた。

 ところが、「美味しんぼう」の件にみられるように、放射線に関わることがらでは、まったく逆の現象がみられることになる。

 症状を訴えたら、政府は調査を深めることなく、行政は調査もせずに「風評」(=噂)と認定し、症状を訴えることが社会的に悪とされるのである。水俣病という言葉さえ口に出来なくなった水俣が、いまや全国で再現されようとしている。それは、放射線リスクを語れない社会である。リスクを語れない社会は、確実そして格段にリスクが高くなる。

 水俣もそうであったように、環境汚染の起こった現場ほど、本当のことは言えない。安心したいし、日々危険と共にあることを受け入れるのは難しい。健康障害の現れ方には個人差もあるし、皆に症状や病気が現れるわけではない。行政の責任者はこのような状況を逆に利用し、なすべき責務を忘れ、人の心を惑わすことばかり試みている。

 大切なのは、放射性微粒子を含めた放射能の形態・分布・人体曝露、福島を含めた全国民の健康状態を適切かつ継続的に調査、公表し、対策を提示するという義務が政府にあることを国民があらためて認識し、求め続けて行くことである。



~「美味しんぼ」騒動をめぐる、おかあさんたちの声~
http://momsrevo.blogspot.jp/2014/05/blog-post_20.html?m=1

『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見、編集部の見解
http://spi-net.jp/spi20140519/index.html


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福島に留まる原告の方へ送ったメール

2014.05.04 05:01|支援者の想い
メッセージ、どうもありがとうございます。

こうして、今までだったら首都圏からの自主避難者なんて、福島
に留まる方には言葉も聞いてもらえないだろうという思い込みが
またひとつ消えて嬉しいです。

「原発現地の人々」という立場があるということ、しかし一度
大事故が起こってしまえば現地でなくても未知数の被害にさら
されてしまうことを、今回の事故で身をもって知りました。

いま全国の学校では国策で、「原発から漏れた自然界に存在しない
放射性物質が生活空間にあっても安全」という非科学的な?放射線
防護の知識をつづった冊子が配布されています。

私が移住した沖縄は郷土愛がとても強いところで、もしここが福島と
同じ状況になったら。。。と考えると、おそらく福島以上に移住を
しない方が多いのではないかと思います。

沖縄は助け合い(ゆいまーる)を大切にしてきた土地で、原発事故
被害を一番に受けた福島への支援も積極的に行ってきました。
しかし、放射性物質の入ったものを買うこと、食べることに
対しては、やはり避難者(特に首都圏からの自主避難者)から
拒否反応が起こりました。2011年の年末のことです。

福島県産米の問題について - ■子どもを放射能から守る会おきなわ■ -
http://blogs.yahoo.co.jp/ailyn100/1768920.html

当時の基準値は500ベクレルでしたので、沖縄県民の多くが
事故後収穫の福島、宮城、岩手、茨城、栃木、千葉などの米で
内部被曝してきたことは紛れもない事実だと思います。

しかし、事故のあった年はまだ福島の方が受けた衝撃の大きさから、
飲食による内部被曝の危険性を伝えることが困難でした。広告代理店は
人々の間に充満した被災者を「かわいそう」と思う気持ちを最大限活用し、
事故直後から「食べて応援」キャンペーンを盛んに行いました。

汚染が福島の避難区域だけ、ホンモノの被害者はその地域の人たちだけ、という情報操作もメディアやネットで盛んに行われてきました。

また昨年、福島と沖縄の直行便が復活する働きかけが福島の公明党県議団
からあり、沖縄発の便を埋めるために沖縄の中高生の修学旅行先に福島を
組み込もうという動きがあるという噂を聞きました。疑心暗鬼による
間違った情報であることを願いますが。。。


福島との友情の絆。雪だるま親善大使と交流(2014/02/05)
http://shar.es/StuvH

沖縄だけでなく、このような交流イベントを開催している自治体
は多いと思うのですが、やはり福島の子どもたちが放射能の少ない
地域に滞在する医学的必要性はあるにせよ、事故原発がどうにも
ならないままの現地に子どもを組織的に連れて行くことには
大きな疑問を感じます。そして、実際の汚染は微量であり権威に
よって問題無いとされているにせよ、雪や雨にも放射性物質が
含まれるという基本的なことすら子どもたちは教えられずに、
「福島の雪で雪遊び」というイベントを公共機関が行う。
「福島安全キャンペーン」に子どもを利用するパターンは、
給食などを筆頭にさまざまな場所で繰り返されています。

結局のところ、放射能汚染を重くみて避難移住を決断した人々
からすると、原発現地の多様な苦しみを想像するよりも

「なぜ福島県は放射性物質を閉じ込めようとしてくれないのか」

「福島県知事は笑顔で放射性物質入りの食べ物をPRして怖い」

「どうして汚染の高いところで子供を生活させているのか」

「なぜ何事も無かったかのように福島物産展を開催するのか」

という疑問ばかりになってしまうのです。

現地の困難や苦しみよりも、そういうニュースばかり県外には
発信され続けているからでしょう。

根底には、加害者である国や東電が事故責任を取らずに、
それを検察も追及せず、議員も東電救済に動いたために
国民の税金を食い物にしてのうのうと今までの利権を維持
出来ていることがあると思います。


しかし、国や自治体の情報を信じて被ばく被害を甘く見て
いる現地の方がやはり多過ぎるのが問題だと私は思います。
それは、やはり今までの生活を変えたくない、移住するより
知ってる仲間と住み慣れた土地で耐える、闘う選択をする方が
多いからではないでしょうか。

それを責めるつもりは私はありませんが、やはり、被害の
大きい土地に被ばく被害を受け入れ留まることが、原発ムラ
という巨悪にとっては、高線量地に人が住めているという
ことが最大のPRになっていることは間違いないと思います。

特に元気な子供たち、無事出産した若い女性などが今後の
原発広報にはことさら重要になるのでしょう。

下記の記事は、原発ムラの御用学者として高名な東大教授の
手引きで福島安全PRをスイスで行った福島高校生の記事です。

福島の高校生、スイスで原発事故の影響発表
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20140422-OYT8T50113.html


私は被害者が加害者の安全PRに利用されることに吐き気を覚えます。
権威のある人や有名人を利用してサバイバルしているつもりでも、
結果的には被ばく被害を増やす巨悪に貢献するだけです。

原爆被害者も、その一部が被ばく安全PRに利用されてきました。
歴史は繰り返すのです。


。。。いろいろ書いてて、矛盾を感じます。
「生業を返せ、地域を返せ」の訴訟を支援しながらも、

「放射能汚染で失った生業を被害現地で取り戻そうとするのはやめて」

と願う私がいます。

おそらく、現地で頑張っておられる方には水をさす考えなのではと
不安になります。しかし、核兵器開発や被ばく被害の歴史を勉強
してきた結果、福島の復興を信じることはできません。

福島県ではなく「福島県の人」の命と健康が守られ、少しでも
安全な地域で暮らせるように国を動かす必要があると思います。
この訴訟がその方向に貢献することを私は望んでいます。

沖縄より。



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東日本大震災の時に首都圏在住在勤。キヨシローの反原発ソングしか知らなかった自分を反省し、当時小3になったばかりの子供を放射能からどう守ったらよいか真剣に学ぶ。1年後、沖縄に移住。2012年12月、沖縄にいる原発避難者のための東電による説明会が行われたが、その開催に尽力したのが避難者支援の市民団体『つなごう命〜沖縄と被災地をむすぶ会〜』だった。共同代表の沖本八重美さん(2013.1.26永眠)は広島原爆の胎内被爆者ゆえ、新たな被ばくの犠牲者に対し深い共感をもって支援した。深刻かつ長期にわたる被害に対し “法廷で東電と国の責任を問う” ことが八重美さんの悲願だった。私も同じ気持ちでこの訴訟の支援を続けて行きたいと思っている。

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