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【追悼】野原千代さんから生業訴訟への応援メッセージ

2015.10.29 15:14|野原千代さん
 私は、琉球大学理学部の大瀧研究室で、「福島原発事故の生物学的影響」について研究致しました。またその結果は、大瀧先生をはじめ、ラボの学生、院生の方々と協力してこれまで5編の論文として発表しました。

 この研究結果は、福島由来の放射能が、環境を汚染し、少なくともヤマトシジミというチョウの生態に重大な影響を及ぼしたことを認めざるを得ない現状が明らかになりました。この結果について、海外ではドイツやフランス、スイスなどで、いち早く取り上げられ、大変高く評価されました。しかし、主に日本人によるネット上での様々な感情的な批判があり、それに対してネット上での空中戦を避け、すべて論文中で反論して参りました。

 私自身がこの研究へ取り組んだきっかけは、3.11後、福島の放射能汚染の現状が、とてもヒトゴトとは思えず、それまで行っていた研究に集中できなくなってしまったからです。私には娘が2人おりますが、まるでその子たちが、「ただちに健康に影響はありません」と繰り返し言われている地域に住んでいるかのような 焦燥感にかられてしまいました。もうこれは「事実を知る」ために真正面から取り組むしかない、と思いました。

 その過程で様々な障害がありましたが、幸い大変心強い、信頼できるメンバーとともに乗り越えることができました。

 研究成果も、複数のレフェリーの評価を経て論文になって初めて説得力を持ちます。ツイッターやFACEBOOKでの情報共有も、場合によっては大変大きな力を発揮しますが、やはり裁判というルールにのっとった闘いは、現状を変えるための重大な第一歩となる取り組みとなります。そして、その結果が、次のステップの可能性を切り開きます。

 皆さまが取り組んでおられる訴訟の内容自体に関心を寄せておりますし、その行動力を尊敬し、心からエールを送りたいと思います。

野原千代

(2015.10.28永眠)



生前の野原千代さんが書いてくださった生業訴訟への応援メッセージです。
勇気と行動力のある、優しくて懐の深い方でした。何よりもまずひとりの母親として、真剣でした。

野原さんの想いを受け継いで行く人はたくさんいるはずです。種は撒かれました。
どうぞ安らかに、これからも私たちを見守っていてください。




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BQN

Author:BQN
東日本大震災の時に首都圏在住在勤。キヨシローの反原発ソングしか知らなかった自分を反省し、当時小3になったばかりの子供を放射能からどう守ったらよいか真剣に学ぶ。1年後、沖縄に移住。2012年12月、沖縄にいる原発避難者のための東電による説明会が行われたが、その開催に尽力したのが避難者支援の市民団体『つなごう命〜沖縄と被災地をむすぶ会〜』だった。共同代表の沖本八重美さん(2013.1.26永眠)は広島原爆の胎内被爆者ゆえ、新たな被ばくの犠牲者に対し深い共感をもって支援した。深刻かつ長期にわたる被害に対し “法廷で東電と国の責任を問う” ことが八重美さんの悲願だった。私も同じ気持ちでこの訴訟の支援を続けて行きたいと思っている。

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