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国民を犠牲に国家が利を得る構造は今も同じ

2015.11.27 01:50|支援者の想い
『沖縄 シュガーローフの戦い―米海兵隊地獄の7日間』 レビュー

沖縄県南部には戦争の禍々しい記憶がたくさん残っている。この本を入手した
のも、その記憶をたどる手がかりが欲しかったから。

そして知ることになった。

自分がたまたま住んだところ一帯が沖縄戦で米軍が苦戦し、1週間で2600人
余の犠牲者を出した地獄だったと。

この本は、その地獄を経験した米国の兵士が詳細に綴った従軍の記録である。


沖縄侵攻作戦のコードネームは「アイスバーグ」。

シュガーローフの戦いは、その作戦を遂行するにはどうしても突破する必要が
あった日本軍の強固な防衛ラインで起こった。

圧倒的な兵力で勝負は最初からあったと言われていたものの、敵味方が近い
戦場では米軍兵士も国の勝利のために多くの犠牲を払い、苛酷な任務を命がけ
でこなさなければならなかったことがわかる。

また日本兵の死体から海兵隊員が取り出した「日記」の一部が転載されていて、
胸がつまった。

「我が軍には、戦闘機もおらず、戦艦もおらず、戦車もない。我々は見捨てら
 れたのだ。死ぬまで抵抗する以外に道はない。」

「これまで死んだ陸軍の指揮官も皆同じ事を言っている。」

「...腹が減った。この不毛な島で死ぬのだろうか。無事に故郷に戻りたい。」

米国が戦後沖縄を属領とし自由に利用する権限を得たのは、この沖縄戦で
日本軍を完敗させたからである。

状況はちがえども、先の戦時も今も、「国民を犠牲にして国家が利を得る」
という構造は全く変わっていない。

ほんの数十年前にここに地獄が存在したこと。

沖縄でさえ「心霊スポット」というくらいでしか戦争のことが話題になら
なくなっている今、こうした記録に触れて自分が生きる社会の現実を見つ
めることはとても大切だと感じた。


アメリカからみた【沖縄 シュガーローフの戦い(Sugarloaf)】
第二次世界大戦
https://www.youtube.com/watch?v=GfdNC2Z5VFk#t=261

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BQN

Author:BQN
東日本大震災の時に首都圏在住在勤。キヨシローの反原発ソングしか知らなかった自分を反省し、当時小3になったばかりの子供を放射能からどう守ったらよいか真剣に学ぶ。1年後、沖縄に移住。2012年12月、沖縄にいる原発避難者のための東電による説明会が行われたが、その開催に尽力したのが避難者支援の市民団体『つなごう命〜沖縄と被災地をむすぶ会〜』だった。共同代表の沖本八重美さん(2013.1.26永眠)は広島原爆の胎内被爆者ゆえ、新たな被ばくの犠牲者に対し深い共感をもって支援した。深刻かつ長期にわたる被害に対し “法廷で東電と国の責任を問う” ことが八重美さんの悲願だった。私も同じ気持ちでこの訴訟の支援を続けて行きたいと思っている。

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