九州玄海訴訟で意見陳述

2016.11.17 19:18|原告団沖縄支部活動
原告の久保田が九州玄海訴訟で意見陳述をすることになりました。
前日に九州入りし、まさに今講演が行われています。
原発事故の多様な被害の一端を九州の方にも知って頂けたらと思います。

以下、九州玄海訴訟のメーリングリストより転載

********************************

第1~20陣原告、支える会会員のみなさまへ
(メールアドレスを登録いただいた方に配信しています)

【第19回口頭弁論のご案内】いよいよ、明日です!
11月18日(金)14時から佐賀地方裁判所にて

《意見陳述者の紹介》
久保田美奈穂さん
「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団沖縄支部代表。福島第1原発
事故の3か月後、2人の子どもを連れて水戸市から那覇市へ避難。

窪島誠一郎さん
戦没画学生慰霊美術館「無言館」館長。父は作家・水上勉氏。2015年泊原発が見
下ろせる丘に、父と連名で「核を絵筆で塗りつぶせ。ペンで書き改めよ」と記し
た石碑を建立。原発ゼロをめざす長野県連絡会呼びかけ人。

*抽選等がありますので、午後12時半に佐賀県弁護士会館にご集合ください。
抽選は原告でない方も参加できます。
*駐車場がワンコインパーキングしかありませんのでなるべく公共交通機関をご
利用の上お越しください。
*次の地区からは送迎バスが出る予定です。詳細は各地区の担当事務所にお問い
合わせ下さい。

◆福岡地区  福岡第一法律事務所 (TEL 092-721-1211)
◆北九州地区 北九州第一法律事務所(TEL 093-571-4688)
◆久留米地区 久留米第一法律事務所(TEL 0942-38-8050)
◆大牟田地区 不知火合同法律事務所(TEL 0944-57-6311)
◆糸島地区  いとしま法律事務所 (TEL 092-332-9960)

抽選に外れた方にも内容を知っていただくために裁判所から徒歩で15分ほどのア
バンセ http://www.avance.or.jp/ で模擬法廷を開きます。
模擬法廷終了後、裁判の報告集会を行います。ぜひ裁判、報告集会等にお越しく
ださい。

【意見陳述者講演会】いよいよ、本日!
◆「フクシマ」の実態を知る学習会 http://no-genpatsu.main.jp/news/index.php/view/286

11月17日(木)18時30分~
戸畑生涯学習センター 3F第2集会室
資料代 500円 誰でも参加できます。

特別講演 久保田美奈穂さん 
~福島原発事故 避難者の思い~(次回玄海訴訟意見陳述者・なりわい訴訟原告)
弁護団報告 池上遊さん(弁護士)
~これまでの玄海訴訟を振り返って・仮処分の意義~

九州玄海訴訟は11月の裁判で19回を迎えます。この間原告は1万人をこえました
が、その一方で九電は川内原発を再稼働し、玄海原発の再稼働に照準を合わせて
います。

そこで、今回は特別報告として19回裁判(11/18)で意見陳述される久保田美奈
穂さんをお招きしました。原発事故被害者の思いを語っていただきます。

また、弁護団より、これまでの裁判を振り返り、今後の闘いを考える場を持ちま
す。玄海原発差止の仮処分の説明も致します。ぜひ、ご参加ください!

主催:九州玄海訴訟北九州地域原告団 
連絡先事務所 北九州第一法律事務所
TEL 093-571-4688 FAX 093-571-4048

※以上 転載終わり
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第33回 日本環境会議沖縄大会 第5分科会「放射能公害と生存権」②

2016.10.30 04:11|関連イベント
日時:2016年10月23日(日) 9:00〜12:30

場所:沖縄国際大学 2号館 201号室

コーディネーター:新城知子 矢ヶ崎克馬 吉井美知子

報告:

(1)歴史上最悪の放射能公害と健康被害
・矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授・物性物理学)
 「福島事故による放射能公害/原発・被曝に関する国際的枠組」

・高松勇(医療問題研究会/小児科医)
 「原発事故がもたらす健康被害」

・守田敏也(フリーライター)
 「原発と地球人・地球環境の生存権」

(2)放射能公害下の避難者・市民
・黒潮武敬(原発事故避難者に公的支援を求める会)
 「避難者の実情と生存権」

・伊藤路子(料理研究家/色鉛筆画家)
 「国は民を守らないー内部被曝防護でぬちどぅ宝を!」

・久保田美奈穂(「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告)
 「原発事故から思うこと」

(3)海外への原発輸出と先住民の人権
・吉井美知子(沖縄大学人文学部)
 「ベトナムの原発計画と先住民族チャム人」

・中生勝美(桜美林大学)
 「台湾離島の核廃棄物貯蔵場とタオ族の民族運動」

コメント
・山口泉(作家/小説・評論)
 「放射能公害と人権意識」

・除本理史(大阪市立大学/日本環境学会事務局次長)
 「原発事故と被害者の権利回復」


以下、印象に残った発表についてのメモを公開します。


■山口泉氏のコメントより
横浜で脳腫瘍になったお子さんを知っているが、入院先の病院で小児ガン患者の親たちが「原発事故のせいで小児がんが多発しているのではないか」と声をひそめて話している
原発事故には「降伏」することさえ許されていない
こんなに酷い事故があっても人々が平然と暮らしていることに衝撃を受けている
福島米を販売している沖縄食糧が沖縄からマレーシアに輸出することを美談として報道
汚染は米ぬかに多いのでそれを畑に撒いてしまうなどの懸念


■除本理史氏のコメントより
専門は環境経済学
食品流通、放射性廃棄物処理(焼却・埋立・再利用など)から被曝しないように「被曝を避ける権利」を全ての人に与える必要がある
被曝による健康被害に対する深刻な不安・恐怖は身体権に直結した平穏生活権の侵害にあたる
被曝による不安は東電賠償(直接請求)の対象外である
年間20ミリシーベルト以下の空間線量率の被害は被害ではないという国と東電の論理基準はおかしい
実際は、空間線量率の数値に関わらず、ふるさとの喪失・変容を含む深刻な被害が起きている


■質疑応答で会場から出た質問
福島県に住むおばが農家をやっている
黒潮氏の報告の中で、原発事故前の食品汚染の数値と原発事故後の「基準値」を比べて〜倍と示すのはいかがなものか
福島の生産者の努力についてもっと評価すべきではないか
放射能公害の被害は健康被害だけではないことを知ってほしい


■質疑応答での矢ヶ崎克馬氏のコメントより
福島の生産者の方のご苦労は存じているがやはり命が一番大事、ぬちどぅ宝、誰もが被曝しないようにすべき
沖縄の方の話でお母さんとお子さんのひとりに脱毛と鼻血が続いていた
もしかしたら、と福島の米を食べるのをやめたら脱毛も鼻血も収まったケース
福島の全袋検査は精密測定をしていないので25ベクレル以下の汚染は通してしまう


■質疑応答での守田敏也氏のコメントより
福島の生産者とは沢山会って直接話をしてきた
カリウムをまくことによって生産物のセシウム吸収を抑える対策を取っているが、田んぼや畑のセシウムが減るわけではない
生産物のセシウムが少なかったとしても、農作業で農家の人々が被曝することを忘れてはいけない


■質疑応答での清水修二氏(福島大学副学長)のコメントより
福島大学構内の現在の空間線量率の数値の説明
事故後4ヶ月の累計被曝線量
ヨウ素131は8日間で消えた
セシウムは3年で半分になった
現在は避難する必要がある線量でないと判断している
飯舘村の現在の線量は年間3ミリシーベルト
生協の陰膳調査ではセシウム不検出でカリウムしか出ないので食事による内部被曝の心配はないと考える
現地の人々にとっては被曝量の問題でなく生活の問題であり、数字と向き合って生きている
被曝に関してはそれぞれの選択をお互いに尊重することでしか解決できない


■質疑応答での名嶋義直氏(琉球大学)のコメントより
専門は言語学
東日本大震災を仙台で経験し今年から琉球大学に勤務
311後、報道されている言葉の裏側にあるものを研究してきた
国の機関は数字やデータそのものをいじってから「安全基準」を出している
そのことを知った上で人々がどう判断するかが重要
自分が判断するために何をしたらよいのか
専門家の情報がどのようなものか判断するにはどうしたらよいのか
今日の報告者のどなたか答えて頂けないだろうか

以上
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第33回 日本環境会議沖縄大会 第5分科会「放射能公害と生存権」①

2016.10.29 21:51|関連イベント
日時:2016年10月23日(日) 9:00〜12:30

場所:沖縄国際大学 2号館 201号室

コーディネーター:新城知子 矢ヶ崎克馬 吉井美知子

報告:

(1)歴史上最悪の放射能公害と健康被害
・矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授・物性物理学)
 「福島事故による放射能公害/原発・被曝に関する国際的枠組」

・高松勇(医療問題研究会/小児科医)
 「原発事故がもたらす健康被害」

・守田敏也(フリーライター)
 「原発と地球人・地球環境の生存権」

(2)放射能公害下の避難者・市民
・黒潮武敬(原発事故避難者に公的支援を求める会)
 「避難者の実情と生存権」

・伊藤路子(料理研究家/色鉛筆画家)
 「国は民を守らないー内部被曝防護でぬちどぅ宝を!」

・久保田美奈穂(「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告)
 「原発事故から思うこと」

(3)海外への原発輸出と先住民の人権
・吉井美知子(沖縄大学人文学部)
 「ベトナムの原発計画と先住民族チャム人」

・中生勝美(桜美林大学)
 「台湾離島の核廃棄物貯蔵場とタオ族の民族運動」

コメント
・山口泉(作家/小説・評論)
 「放射能公害と人権意識」

・除本理史(大阪市立大学/日本環境学会事務局次長)
 「原発事故と被害者の権利回復」



以下、印象に残った発表についてのメモを公開します。


■ベトナムの原発計画と先住民族チャム人

吉井美知子氏は12年ベトナムで暮らし、ベトナム人夫と二人の子供をベトナムで育てた
ベトナムは社会主義国で共産党の一党独裁 言論の自由は基本的にない
一般にベトナム人と呼ばれる人々は多数派民族の「キン人」のことで、支配層にもなっている
原発建設は国策なので一般人は反対意見も言えない状況
現役を引退した一部の有識者だけが反対意見を明確に述べているが、推進派の政府高官は「ロシアも日本も原発事故を経験しているのでかえって安全だ」などと述べている

ベトナム政府が原発を建設するのはチャム人7万人が住むニントゥアン省
日本とロシアが受注し二ヶ所で建設に向けた整地作業などが進んでいる状況
チャム人の信仰の場として重要な石のリンガも整地のためいつのまにか破壊されていた

チャム人について:
チャム語(小学校で週3回授業)チャム文字を持ち、独自の文化と信仰を守る イスラム教徒でインド系の文化
ベトナム政府はチャム人を先住民族と認めていないが、53の少数民族の一つとしては認めている
(先住民族と認めると保護政策を取らなければならなくなるため)
子だくさんで人口も増えているため「チャム人は人口が多いから原発事故で少々死んでも大丈夫」というキン人共産党幹部の暴言もあった

チャム人の反対運動は命がけ:
2012年に日本の野田首相あてに抗議文を提出したが、文書に署名したチャム人68名、キン人6名は、ひとりを除いて全員公安警察に呼び出され、そのあと交通事故にあったり入院させられ化学物質中毒と診断されたり不審な展開を見せた

チャム人詩人で作家のインサラ氏(58歳):
チャム語とベトナム語の二言語で自身のサイトを開き、命がけで原発の危険性を訴えている
「原発建設は大都市が出現するようなもの。たとえ事故がなくても我々の文化と信仰全体を破壊する」

チャム人に対するキン人の差別の構造は、沖縄に日本の米軍基地が集中しているのと同じ


■台湾離島の核廃棄物貯蔵場とタオ族の民族運動

中生勝美氏は広島生まれのヒバク2世で、長年台湾離島のランショ島に住むタオ族(以前の民族名称はヤミ族)を人類学的に調査してきた

現地の人々が不安に感じている放射性物質の漏洩や発ガン率の高さについて、放射線や医療の専門家と協力できないか考えてきたが、311後研究費を獲得し、津波・放射線・医療の専門家と調査団を組織し調査を始めた

台湾の原発建設は、中国に軍事的に対抗する核兵器製造のために始まった
現在3基の原発が稼働、4基目は建設反対運動により計画中止となった
台湾においても、原発の管理と安全性には多くの疑問がある

ランショ島に核廃棄物貯蔵場がつくられた当初は一時保管して海洋投棄する計画だったが国際法で禁止され永久保管になってしまった
1982年〜1995年にわたり、合計10万個の核廃棄物ドラム缶が搬入されたが、保管施設は海辺にあり風が強いので施設がボロボロになりやすく、エアコンが3年でダメになるような場所。施設には光も入るの暑く、暑いから風を入れて作業をしてしまっている上に防護もいい加減(暑いので短パンにスカスカの防護服)
錆びてボロボロになったドラム缶の中身をリパックする作業は非常に危険
線量の高さから、ドラム缶の中には高レベル廃棄物が入っているのがわかっている

ランショ島の苔のセシウム量のモニタリング調査では2009年よりはっきりと上昇している
ランショ島の貯蔵場付近のゴミ焼却場付近の空間線量率は3〜4マイクロシーベルト毎時
3000名の住民のうち甲状腺ガン患者が5名、白血病で2名が亡くなっており住民は不安を募らせている
このようなずさんな管理の状況から、台湾政府に「少数民族は人ではない」という感覚が根底にあるという確信をもっている

台湾では、線量の異様な高さから原発で使用した鉄骨のリサイクルが発覚し大騒ぎになったことがある

琉球大学の研究から、宮古・石垣島を襲った明和の大地震の津波がランショ島にも来た可能性が示唆されている
東電事故原発湾岸から太平洋に垂れ流している汚染を国際的に恊働して止める必要がある

以上
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第21回期日のお知らせ

2016.10.03 02:55|なりわい訴訟について
『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発事故訴訟の第21回期日が
平成28年10月7日午前10時00分(福島地方裁判所)に行われます。


今回の第21回期日では原告7人(午前3名、午後4名)に対する原告本人尋問が行われます。最後の原告本人尋問となり、避難された方や滞在している方、様々な原告が法廷で自らが福島第一原発事故によって受けた被害を訴えます。
裁判所に原告の声を届けるためにも、多くの方にお集まりいただけますよう、お願いいたします。


『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発事故被害原告団・弁護団は、第21回期日にあわせて、下記の日程で集会・講演会・報告集会を行う予定です。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
○12:00 あぶくま法律事務所前に集合(福島市松木町7-17)*

〇12:10 集会

○12:45 裁判所へ更新

〇13:00 裁判傍聴(福島地裁)
    13:00 原告本人尋問(4名)
      
          or

○13:30 講演会(福島テルサ)

    13:30 仲里利信衆議院議員講演会
          「いま沖縄で行われていること 我が国に民主主義はあるのか」

    15:30 原告団企画 映画上映会
          「不思議なクニの憲法」

○17:30?報告集会*(福島テルサ)
       実際の法廷での様子を報告し、今後の活動にむけて意見交換を行います。

----------------------------------------------------------------------------------------------------

集会・講演会・報告集会は、原告の方、原告以外の方、どなたでもご参加も大歓迎です。
お気軽にお越し下さい。

*集合時間は12時00分となっておりますが、期日自体は9時30分より傍聴券が交付され、10時00分から原告3名の尋問が行われます。是非ご参加ください。

*報告集会の開始時間は第21回期日の状況によっては開始時間が変更される可能性がありますので、ご了承ください。


↓見どころ聞きどころ(クリックで拡大)
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俺たちは使い捨て  原発労働者が実状を語る

2016.09.28 02:08|被曝・賠償・医療問題

 遠藤俊一さん(仮名)、南相馬市在住、41歳。福島第一原発事故の1年前まで、合計で約15年間、福島を中心に、全国の原発作業に従事していた元原発労働者。 遠藤さんは、原発内の過酷な作業と被ばく労働の実態、下請けいじめと労災隠しが常態化する現状、そして今回の事故原因にもかかわる欠陥隠蔽と報告書改竄という事実を、赤裸々に語ってくれた。 遠藤さんの話からは、「俺たちは使い捨てにされている」という深い憤りと...
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BQN

Author:BQN
東日本大震災の時に首都圏在住在勤。キヨシローの反原発ソングしか知らなかった自分を反省し、当時小3になったばかりの子供を放射能からどう守ったらよいか真剣に学ぶ。1年後、沖縄に移住。2012年12月、沖縄にいる原発避難者のための東電による説明会が行われたが、その開催に尽力したのが避難者支援の市民団体『つなごう命〜沖縄と被災地をむすぶ会〜』だった。共同代表の沖本八重美さん(2013.1.26永眠)は広島原爆の胎内被爆者ゆえ、新たな被ばくの犠牲者に対し深い共感をもって支援した。深刻かつ長期にわたる被害に対し “法廷で東電と国の責任を問う” ことが八重美さんの悲願だった。私も同じ気持ちでこの訴訟の支援を続けて行きたいと思っている。

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